腫れる、たるむ、皮が伸びる…アイプチのトラブルあれこれ

アイプチといえば、腫れぼったいまぶたもあっという間に二重にできるアイテム。手軽に使えるので、愛用している方も多いのではないでしょうか?しかし、なかには「アイプチを使ってまぶたが腫れた」「まぶたがたるんだ」という声があるのも事実です。「こんなはずでは…」と後悔しないためにも、アイプチが起こす可能性のある肌トラブルを知っておきましょう。

実は危険!?アイプチがもたらすお肌のトラブル

ノリ状の液体でまぶたを引っ張り上げ、固定するのがアイプチです。アイプチの使用頻度が高ければ高いほど、まぶたに大きな負担がかかっているといえます。特によく見られるアイプチトラブルを、以下でご紹介します。

皮が伸びる・たるむ

アイプチはまぶたを強制的に引っ張るアイテムなので、まぶたに大きな負担がかかります。その結果、まぶたがたるんだり皮が伸びたりするのです。そうなるとまぶたが余計に厚ぼったい印象になったり、目つきが悪く暗い印象になったりと逆効果になってしまいます。まぶたは、顔の部位のなかでも特に皮膚が薄くデリケートな部位。連日大きな負担をかけることは、老化の進行を促すことにつながります。

腫れ・むくみ

アイプチを使ってまぶたが腫れた、むくんだというケースもよく聞きます。これは、アイプチに含まれる接着成分「ゴムラテックス」という成分がアレルギーを引き起こしているからです。ゴム手袋や輪ゴムなどのゴム製品でアレルギー症状が出たことのある方は、ゴムラテックス成分の入っていないアイプチを選んだり、アイプチの頻度を抑えたりすることが大切です。アイプチによるむくみは、まぶたを引っ張り上げていることによって皮膚に癖がつき、血行不良になってしまうことが原因だと考えられます。これも、目元を温めるなどの対策が必要です。

肌荒れ

アレルギーが原因で、かぶれや痒みなど肌荒れの症状が発生することもあります。症状のつらさに加えて見た目も良くなく、「仕事や学校へ行きづらい…と」ふさぎこんでしまう方も少なくありません。

トラブルがあった時の対処法

まぶたに何らかのトラブルがあった際は、以下のポイントを意識してみてください。

まぶたは触らない

特に、腫れていたりかぶれていたりする場合は患部に触らないようにしましょう。手で触れると雑菌が付着し、炎症が悪化する可能性があるからです。

保湿する

乾燥によって腫れや痒みが発生している場合、ワセリンなどで保湿するのがおすすめ。外部の刺激や雑菌から患部を保護できます。ただし、炎症がひどく汁が出ているようなケースではワセリンを使うのは避けましょう。雑菌が繁殖し、患部が膿む可能性があります。

患部を冷やす

保冷剤や氷袋で、腫れたまぶたを冷やしましょう。熱が引き、ある程度痒みや痛みを抑えられます。

症状がひどい場合は皮膚科へ

「痛みや痒みがひどい」「腫れが引かない」「汁が出ている」という場合は、早めに皮膚科へかかりましょう。まぶたは眼球のすぐ近くにあるので、万が一の時に眼球へ炎症が及ばないように手を打つことが大切です。

二重の施術なら効果が半永久的

アイプチは手軽に使える反面、上手く使えないと不格好な仕上がりになったり、効果が長続きしなかったりします。加えてたるみや痒み、かぶれといった肌トラブルが発生することも。こうしたトラブルがあることを考えると、思い切って二重の施術に踏み切るのも手です。確実な効果が期待できるうえ、持続期間も半永久的。以下で、各美容クリニックで受けられる二重まぶたの施術の種類をいくつかご紹介します。

埋没法

メスを使わず、髪の毛よりも細い専用の糸でまぶたの裏側を留め、二重のラインを作る施術です。比較的リーズナブルかつ体に傷をつけないのが特徴。洗顔やシャワーは当日~翌日からOK、施術後48時間後にはアイメイクも可能です。施術時間も5~10分程度と短いので、日帰りでの施術が可能。「二重にしたいけど顔にメスを入れたくない」という方に適した施術です。

部分切開

二重のヒダの予定ラインを1~2センチほど切開し、必要であれば余分な脂肪を除去するなどの処理をします。その後切開部分を縫い合わせて、部分切開の施術は完了。末広型や並行型など、理想の二重のラインを細かく決められるのが大きな魅力です。まぶたの脂肪量がやや多い方、幅の広い二重にしたい方にぴったりの施術だといえます。

全切開

二重のヒダの予定ラインを切開して、脂肪を除去します。全切開法は、まぶたの脂肪量が非常に多く他の施術では十分に対応しきれない方に適しています。はっきりとした二重のラインを作れるので、顔の印象を大きく変えたい方にもぴったりです。

まとめ

アイプチを愛用するのは、悪いことではありません。炎症を起こしたりまぶたのたるみが悪化して逆効果になったりしているのであれば、改めてアイプチの使い方を考える必要があります。使用頻度を控える、思い切って二重の施術を受けてみるなど、自身に合った対策方法を選んでくださいね。

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