二重矯正糸は使い方を間違えると危ない?

SNSや動画サイトで話題になっている二重矯正糸。アイプチやメザイクと同じく手軽に使えると人気ですが、「使い方を間違えると危険」という声があるのも事実です。そこで今回は、二重矯正糸の使い方やメリット・デメリットをご紹介します。

二重矯正糸はこんなアイテム

二重矯正糸は、タコ糸と輪ゴム2個で簡単に作れます。タコ糸の両端に輪ゴムを括り付けたら、そのまま耳にかけます。タコ糸の位置を、二重のラインを作りたい場所に当てるだけ。このまま5~10分放置することで、二重のラインの癖付けをするのが二重矯正糸の使い方です。二重矯正糸を単体で使用しても効果が見込めますが、アイプチやアイテープを併用したり、マッサージと組み合わせたりしている方もいるようです。

二重矯正糸を作る際のポイントは、タコ糸の長さと位置。まぶたを圧迫しすぎないよう、適切な長さに調節する必要があります。

二重矯正糸のメリット・デメリット

二重矯正糸で理想の二重になるためには、メリット・デメリットの両者をよく知ることが大切です。以下にて、メリット・デメリットをいくつかご紹介します。

メリット①簡単に作れる&実践できる

二重矯正糸に必要なものは、タコ糸と輪ゴムだけ。どちらも100円ショップなどで簡単に手に入ります。長さをある程度把握したら、タコ糸の両端に輪ゴムを括り付けるだけで簡単に作れるのが魅力。

メリット②肌へのトラブルが少ない

二重矯正糸は、特殊な接着剤でまぶたを固定するアイプチやメザイクと比べると肌への負担が少なめです。アレルギーによるかぶれなどの症状も出ません。輪ゴムアレルギーが心配な場合は、ヘアゴムで代用できます。

デメリット①眼球を圧迫してしまう

二重矯正糸は手軽に使える反面、長時間使用すると眼球を圧迫してしまいます。眼球が圧迫されることで視力が低下するほか、斜視や網膜剥離、最悪の場合は失明の危険性も出てくるのです。特に注意が必要なのが「寝ている間に使う」という使い方。寝返り打つなどして顔や体が動くと、二重矯正糸も一緒にズレてイメージとは違う二重のラインができる上、何かの拍子で眼球への圧迫が強まることも考えられます。斜視や失明といった最悪の事態を避けるためにも、二重矯正糸は就寝時には使わず、できるだけ短時間の使用に留めましょう。

デメリット②厚いまぶたには十分な効果が出ないことも

まぶたが厚いと、なかなか癖がつかないというトラブルがあるようです。その場合はマッサージと組み合わせるなど、別の方法も併せることをおすすめします。

デメリット③顔がむくんでいると癖がつきにくい

顔がむくむ原因は、塩分や水分の摂りすぎや寝不足などがあげられます。せっかくの二重矯正糸も、むくんだ顔では十分に効果が発揮できません。入浴やジョギング、ウォーキングなどでむくみを取ることが大切です。

デメリット④効果が出るまで時間がかかる

二重矯正糸は、二重のラインの癖付けを行なうためのアイテム。装着すればとりあえず二重になれるアイプチやメザイクと違い、即効性は期待できません。目への負担を考えつつ、根気強く癖付けを行なう必要があるのです。

二重矯正糸で二重にならない…そんな時は

「二重矯正糸を使ってもなかなか二重にならない」「失明の危険性もあると聞いて不安」という方もいるのではないでしょうか。そんな方は、思い切って美容クリニックへ相談するのも手です。美容クリニックの経験豊富なドクターであれば、患者さんの目の形やまぶたの厚さに合った二重の施術を提案してくれます。

「すぐに施術へ踏み切る勇気がない…」という方は、無料カウンセリングや無料相談を活用するのが得策です。電話やメールで、ドクターへ直接悩みを相談できるのでハードルは低いといえます。一言で二重まぶたの施術といっても、その種類はさまざま。特にポピュラーな施術を3つ、以下でご紹介します。

埋没法

二重のラインの予定線に沿って、まぶたの裏側を特殊な糸で留める方法です。メスを入れないので、安全かつ確実に二重まぶたを実現できる施術として人気です。各クリニックにもより微妙に異なりますが、価格も3万円代~4万円弱と比較的リーズナブル。「大がかりな施術は怖い」「安全に二重になりたい」という方に適した施術です。

部分切開法

二重の予定ライン、または目頭を覆う「蒙古ひだ」を一部切開・切除して二重にする施術です。クリニックによって施術の名称は異なりますが、まぶたの一部を切開してよりパッチリとした二重を作るのが特徴。まぶたが比較的厚めで、埋没法では十分な効果が得られなかった方に向いている施術だといえます。

全切開法

二重の予定ライン部分を切開し、余分な脂肪を除去して内部処理を行なう施術です。まぶたが非常に厚く、他の施術ではハッキリとした二重を作るのは難しいという方にぴったり。幅広や並行など、二重ラインのデザインがしやすいのも特徴です。

美容クリニックへ相談するのは、何かとハードルが高く感じるもの。今回ご紹介した二重矯正糸と合わせて、「どの方法が最も目への負担が少ないか?」を吟味することが大切です。